再生医療で健康な生活を
Innovacell の細胞治療はどのような人を対象としていますか?
Innovacell は尿道及び肛門括約筋が傷ついたり弱ったりしていることが原因で、尿失禁や便失禁にお悩みの患者の皆さまのために細胞治療薬を開発しています。
便失禁 (切迫性失禁)の処置用細胞治療薬 ICEF15 および腹圧性尿失禁の治療薬 ICES13 は、現在後期臨床試験段階 (フェーズ III)に入っています。これらの治療法は当面、臨床試験において利用可能です。便失禁(漏出性失禁)の治療薬 ICEF16 は現在、前臨床試験段階にあります。
治療の流れ
どのような治療ですか?
細胞治療は再生医療の治療アプローチです。生細胞を有効成分として投与することで、体内で必要な再生をもたらします。傷ついたり弱っている骨格筋でも細胞治療により再生することができます。
失禁は、主に尿道・肛門括約筋や骨盤底筋群が弱ったり、傷ついたりすることが原因で起こります。この疾患の治療を目指して当社では対象の骨格筋を再生させる革新的な細胞治療製剤を開発しています。
私たちの治療法は骨格筋形成の自然治癒プロセスを利用します:
- 本人の少量の健康な骨格筋組織を採取します。この組織から骨格筋幹細胞を分離します。
- この骨格筋幹細胞を活性化し、効能が認められる細胞数まで増やすために、活性化によって生じる骨格筋の前駆細胞を培養します。
- 再生プロセスを開始させるために、培養した前駆細胞を括約筋に注入します。注入した細胞は、新たに成熟した筋肉細胞を生成したり、既存の筋肉細胞と結合したりして、括約筋の機能を再生します。
ICEF15 と ICES13 での自家細胞治療の安全性
効能と安全性
安全性と有効性検証のための臨床試験が進行中です。自家細胞を使用するので私たちの治療法は比較的低リスクであるとみなすことができます。これまでの臨床試験結果から、私たちの製品が安全で忍容性が高いことが示されています。
失禁における細胞治療
よくある質問
便失禁に苦しんでいます。ICEF15 治療を受けるための申し込み先と申し込み方法を教えて下さい。
便失禁(切迫性失禁)の治療薬 ICEF15 は2021年度中の治験開始を目標としています。患者様の募集が開始しましたら改めて告知いたします。
尿失禁に苦しんでいます。ICES13 治療を受けるための申し込み先と申し込み方法を教えて下さい。
腹圧性尿失禁の治療薬 ICES13 は日本での治験開始時期は現在未定です。
Innovacell の治療法の適用対象になるのはどのような失禁ですか?
- 便失禁 (切迫性失禁)の細胞治療薬 ICEF15 および腹圧性尿失禁の治療薬 ICES13 は現在欧州にて後期臨床試験段階 (フェーズ III)に入っています。便失禁(漏出性失禁)の治療薬 ICEF16 は現在、前臨床試験段階にあります。
- 以上の製品は必要な臨床検査が成功し、市販認可を取得でき次第、すぐに流通する想定です。当面の見込みとしては、日本で初の認可を取得できる予定です。
ICES13 や ICEF15 での治療にはどのようなリスクが発生する場合がありますか?
安全性と有効性検証のための臨床試験は進行中です。自家細胞を使用するので私たちの治療法は比較的低リスクであるとみなすことができます。これまでの臨床試験結果から、私たちの製品が安全で忍容性が高いことが示されています。
ICES13/ICEF15/ICEF16 による治療にはどのくらい費用がかかりますか?
臨床試験における治療は無償です。
ICES13/ICEF15/ICEF16 の市販時期はいつになるのでしょうか?
便失禁 (切迫性失禁)の細胞治療薬 ICEF15 および腹圧性尿失禁の治療薬 ICES13 は現在後期臨床試験段階 (フェーズ III)に入っています。便失禁(漏出性失禁)の治療薬 ICEF16 は現在、前臨床試験段階にあります。
以上の製品は必要な臨床検査が成功し、市販認可を取得でき次第、ただちに流通される予定です。当面の見込みとしては、日本で初の認可を取得できる予定です。